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作品に出てくる、国名・地名の漢字表記
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作家
作品
田中英光

【オリンポスの果実】
第二回戦(セカンドヒイト)は、独逸(ドイツ)加奈陀(カナダ)新西蘭(ニュウジイランド)とぶつかり、これも日本は、第三着で、到頭(とうとう)、準決勝戦に出る資格を失ったのでした。

夢野久作

【暗黒公使(ダーク・ミニスター)】
メキシコ石油商会の競走用モーターボートをお買求めになって芝浦にお廻しになるのと一緒に、横浜を今夜の十時までに出帆する亜米利加(アメリカ)と加奈陀(カナダ)智利(チリー)通いの船の名前をすっかり調べておいでになるではございませぬか。

山村暮鳥

【ちるちる・みちる】
動物園(どうぶつゑん)には澤山(たくさん)の動物(どうぶつ)がゐました。
勘察加産(カムチヤツカさん)の白熊(しろくま)がある夏(なつ)の日(ひ)のこと、水(みづ)から上(あが)り、それでも汗(あせ)をだらだら流(なが)しながら

国枝史郎

【加利福尼亜の宝島(お伽冒険談)】
「日本の九州より大きいそうじゃ。湾の名は加利福尼亜(カリフォルニア)という」
加利福尼亜(カリフォルニア)湾でございますかな」

国枝史郎

【赤格子九郎右衛門】
で彼は少年へ話しかけた。
その結果彼の知ったことは、その少年こそ柬埔寨国の皇太子であるということや、其柬埔寨国に恐ろしい革命が起こったということや、その結果王と王妃とが憐れにも牢獄へ投ぜられ、皇太子のカンボ・コマだけが、謀叛人の一味に捉えられ、此澎湖島の岩の間へ捨て去られたということや――要するに彼と交渉のある柬埔寨の国家の兇変を、皇太子の口から知ったのであった。
*編注:柬埔寨はカンボジア

作家
作品
上田敏

【海潮音 上田敏訳詩集】
読者の眼頭に彷彿(ほうふつ)として展開するものは、豪壮悲惨なる北欧思想、明暢(めいちよう)清朗なる希臘(ギリシヤ)田野の夢、または銀光の朧々(ろうろう)たること、その聖十字架を思はしむる基督(キリスト)教法の冥想、特に印度(インド)大幻夢涅槃(ねはん)の妙説なりけり。

與謝野晶子

【晶子詩篇全集】
すべて微笑(ほゝゑ)む入江をば。
志摩の国こそ希臘(ギリシヤ)なれ。

岡本かの子

【異国食餌抄】
希臘(ギリシヤ)闘士の胴のやうな
そなたの逞(たくま)しい幹が

堀辰雄

【燃ゆる頬】
グラウンドに出ているときの彼は、その頃私たちの間に流行していた希臘(ギリシヤ)彫刻の独逸製の絵はがきの一つの、「円盤投手(ディスカスヴェルフェル)」と云うのに少し似ていた。

森鴎外

【うたかたの記】
校長ピロッチイが名は、をちこちに鳴りひびきて、独逸(ドイツ)の国々はいふもさらなり、新希臘(ギリシア)伊太利(イタリア)

作家
作品
田中英光

【オリンポスの果実】
並んだ、剣橋(ケンブリッジ)クルウのオォルの泡(あわ)が、スタアト・ダッシュ、力漕(りきそう)三十本の終らないうちに、段々、小さくなり、はては消えてゆく。

田中英光

【オリンポスの果実】
しかし、この人達も、短い練習の時間だけは、非常に真摯(しんし)に、熱心で、漕法(そうほう)は、英国の剣橋(ケンブリッジ)大学を除(のぞ)いては、皆、レカバリイが少ないのが、目につきました。

作家
作品
徳冨蘆花

【不如帰(ほととぎす) 小説】
母上に別紙(略之)読んでお聞かせ申し上げられたく候。
当池には四五日碇泊(ていはく)、食糧など買い入れ、それよりマニラを経て豪州シドニーへ、それよりニューカレドニア、フィジー諸島を経て、サンフランシスコへ、それよりハワイを経て帰国のはずに候。帰国は多分秋に相成り申すべく候。
*編注:豪州はオーストラリア

海野十三

【恐竜島】
小島玉太郎の場合は、夏休みをさいわいに、 豪州(ごうしゅう)を見てこようと思い、かせぎためた貯金を全部ひきだして、この旅行にあてたわけであった。
*編注:豪州はオーストラリア

徳田秋声

【縮図】
東のものが西へ移り、南のものが北で暮らし、この種類の女は遠く新嘉坡(シンガポール)濠洲(ごうしゅう)あたりまでも、風に飛ぶ草の実のように、生活を求めて気軽に進出するのだった。
*編注:濠洲はオーストラリア

島崎藤村

【千曲川のスケッチ】
千曲川の川上にあたる高原地の方へ出掛けた折なぞ、トルストイ作中の人物をいろいろ想像したり、見ぬ高加索(コーカサス)の地方へまで思いを馳(は)せたりしたものであった。

谷譲次

【踊る地平線 海のモザイク】
ろんどん――ジブロウタ――馬耳塞(マルセーユ)――NAPOLI――ぽうと・さいど――スエズ――古倫母(コロンボ)――シンガポウア――香港(ホンコン)――上海(シャンハイ)――コウブ――よっくへえま! ふうれえい!

ガールシン
二葉亭四迷訳

【四日間】
鮨(すし)でも漬(つ)けたように船に詰込れて君士但丁堡(コンスタンチノープル)へ送付られるまでは、露西亜(ロシヤ)の事もバルガリヤの事も唯噂にも聞いたことなく、

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