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作 家
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作 品
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幸田露伴 |
【雪たたき】 眼の中より青白い火が飛んで出たかと思われた。主人は訳はわからぬが、其一閃(いっせん)の光に射られて、おのずと吾(わ)が眼を閉じて了った。 |
尾崎紅葉 |
【金色夜叉】 聴ゐる貫一は露の 晨(あした)の草の如く仰ぎ 視(み)ず。語り 訖(をは)れども猶仰ぎ視ず、 如何(いか)にと問るるにも仰ぎ視ざるなりけり。 忽(たちま)ち 一閃(いつせん)の光ありて焼跡を貫く道の 畔(ほとり)を照しけるが、その 燈(ともしび)の 此方(こなた)に向ひて 近(ちかづ)くは、巡査の 見尤(みとが)めて 寄来(よりく)るなり。 |
佐々木味津三 |
【旗本退屈男 第二話 続旗本退屈男】 しゅッと一閃(せん)、細身の銀蛇(ぎんだ)が月光のもとに閃めき返るや一緒で、すでにもう怪しの男の頤先(あごさき)に、ぐいと短く抉(えぐ)った刀疵が、たらたら生血(なまち)を噴きつつきざまれていたので、 「痛えッ、疑ぐり深けえ殿様だな」 |
芥川龍之介 |
【偸盗】 老人は、汗にぬれたはげ頭を仰向(あおむ)けて、上目に太郎を見上げながら、口角に泡(あわ)をためて、こう叫んだ。太郎は、はっと思った。殺すなら、今だという気が、心頭をかすめて、一閃(いっせん)する。彼は思わず、ひざに力を入れながら、太刀(たち)の柄(つか)を握りしめて、老人の頸(うなじ)のあたりをじっと見た。 |
泉鏡花 |
【海城発電】 この時までも目を放たで直立したりし黒衣の人は、濶歩(かっぽ)坐中に動(ゆる)ぎ出(いで)て、燈火を仰ぎ李花に俯(ふ)して、厳然として椅子に凭(よ)り、卓子(ていぶる)に片肱(かたひじ)附きて、眼光一閃(いっせん)鉛筆の尖(さき)を透(すか)し見つ。 |
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