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春・秋の七草
七草の英名

春の七草・秋の七草の英名
The English name of the seven herbs of spring
and
the seven flowers of autumn.

 春の七草・春の七種
  The seven herbs of spring

名 称
英 名
備 考
セリ  Japanese parsley
water dropwort
セリの若菜は香りが良く、お浸しなどの食用に。セリ科
ナズナ shepherd's purse ナズナの別名はペンペングサ、シャミセングサ。アブラナ科
オギョウ
(ゴギョウ)
御行・御形 cottonweed
cudweed
オギョウは、ハハコグサ(母子草)のこと。ゴギョウとも。キク科
ハコベラ 繁縷・蘩蔞 chickweed ハコベのこと。ナデシコ科
ホトケノザ 仏の座 Lamium amplexicaule
nipplewort
現在のホトケノザではなく、コオニタビラコ(小鬼田平子)を指すとするのが一般的になっているが、オオバコとして図説する文献もあったりする。現在のホトケノザはシソ科だが、タビラコはキク科
スズナ 菘・菁・鈴菜 a turnip カブ(蕪)のこと。アブラナ科
スズシロ 蘿蔔・清白 a Japanese radish ダイコン(大根)のこと。アブラナ科

  • 1月7日 [the Seventh of January] は、「 人日じんじつ節句せっく」で、この日を「七草」「七草の節句」などともいいます。
  • 1月7日の朝に「七草粥」を食べる風習があります。
  • 「七草粥」rice gruel containing the seven spring herbs(, eaten on the seventh day of the New Year)
  • 「春の七草」は「七草粥」として食べるため、英語に訳すと『the seven herbs of spring 』ですが、「秋の七草」は観賞して楽しむ植物のため『seven flowers』と訳されます。
  • 七草の風習や、その種類は地域によって違いもあるということです。
  • 現代に伝わる春の七草の種類が登場する古い文献の一つに、鎌倉時代初期頃 に成立したとされる『年中行事秘抄ねんじゅうぎょうじひしょう 』があり次のような植物が記されています。

        すずな   蘩蔞 はこべら   せり   すずな   御形 おぎょう   須々代 すずしろ   佛座 ほとけのざ

  • 現代に伝わる順序での和歌形式は、室町時代の至徳元年・1384年頃 に成立した『 梵灯庵袖下集ぼんとうあんそでしたしゆう 』という連歌の語彙注釈集に「せりなづな ごぎやうはこべら 仏のざ すずなすずしろ 是は七種」と見られ、江戸時代に入ると現代に伝わる言い回しで見られるようになります。

        せり   なずな   御行 おぎょう   繁縷 はこべら   仏の座 ほとけのざ   すずな   清白 すずしろ  これぞ七草

    注:「おぎょう」は、「ごぎょう」とも呼ばれますが、ここでの読み方は、「ごぎょうは誤り」とする植物学者・牧野富太郎博士の説に依ります。
  • 「七草粥」を食べて邪気を祓い、一年の無病息災と五穀豊穣を祈るとされる「七草」の風習は、日本の風習と中国の風習が結びついたものと言われています。
  • 日本では、古来から年の初めに野に出て芽を出し始めた草を摘み取る「若菜摘わかなつみ」が行われており、この風習に、中国の「七種菜羹しちしゅさいかん(ななしゅのさいかん)(「羹」は「こう」とも) 」という、旧暦1月7日の「人日」に、七種類の野菜を入れた あつもの(熱く煮た吸い物)を食べて無病を祈る習慣が結びついたものと言われています。
  • 古くは、1月15日の「小正月」にも「七種粥」を食べる風習があり、こちらは七種類の穀物で作られ、入っていたものはコメ、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキ、また、クリ、カキなども使われたとされます。小正月の『小豆粥』は、この穀物を使った「七種粥」の名残であると記す文献もあります。
  • 現在の「七草粥」は、新暦の1月7日に行ったりしますが、元々旧暦の正月は今の2月頃で、そのころになると、厳しい寒さの中にも春の陽射しも感じ始め、野草も芽吹き始める頃だったのでしょう。野菜不足を補う意味もあったのでしょうか。現在の1月7日の「七草粥」は、おせち料理で疲れた胃をいたわる意味を持たせたりもしているようです。

  • 人日じんじつ節句せっく 」の「人日」は、「人の日」で、元日からそれぞれの日に獣畜を当てはめて占う風習が中国にあり、七日目が「人」で、その日を人を大切にする節句にしたとも言われ、中国の風習に日本の風習が結びついたとも言われているようです。

 秋の七草
  The seven flowers of autumn

名 称
英 名
備 考
ハギ (a) bushclover
Japanese clovers
マメ科
オバナ 尾花 Japanese pampas grass ススキ(薄・芒)のこと。イネ科
クズ kudzu (vine)
Japanese arrowroot
マメ科
ナデシコ 撫子 a pink
dianthus
ナデシコ科
オミナエシ 女郎花 Patrinia scabiosaefolia オミナエシ科
フジバカマ 藤袴 (a) thoroughwort キク科
キキョウ 桔梗 a bellflower
balloon flower
キキョウ科

  • 「春の七草」は無病息災を願って「七草粥」として食べますが、「秋の七草」は観賞して楽しむ植物です。
  • そのため、英語に訳すと『the seven flowers of autumn 』で、春の七草が『seven herbs』であるのに対して『seven flowers』です。
  • 現在一般に言われている「秋の七草」は、万葉の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら・660?-733?)が二首の歌に詠んで以来、日本の秋を代表する草花として親しまれるようになったとされます。

  •  秋の野に 咲きたる花を 指折およびおり かき数ふれば 七種ななくさの花
                    (山上憶良 万葉集  一五三七 巻八)

         意味:秋の野にとりどりに咲く花を、指を折りながら一つひとつ数えてみると、
            七種類の花がありました。

  •  萩の(が)花 尾花 葛花 瞿麦の(が)花 女郎花 また藤袴 朝貌の(が)花
                    (山上憶良 万葉集  一五三八 巻八)

         読み: はぎのはな おばな くずはな なでしこのはな
             おみなえし また ふじばかま あさがおのはな

  • 一首目は、「五・七・五・七・七」の短歌で、二首目は、「五・七・七、五・七・七」の旋頭歌です。
  • 「朝貌の花」は、「アサガオ(朝顔)」とも「ムクゲ(木槿)」とも「キキョウ(桔梗)」とも「ヒルガオ(昼顔)」ともいわれ、諸説がありますが、一般的には「キキョウ(桔梗)」を指すとするのが有力な説で、辞典類も「キキョウ」とするものが多く見られます。
 
七草の英名
 

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