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▼参考書
悪漢無頼
あっかんぶらい
  1. 悪いことをする男とならず者。
作家
作品

三遊亭圓朝
鈴木行三校訂編纂

【後の業平文治】

 法は法、抂(ま)げる訳になりませぬから、文治お町の両人を駕籠に乗せて奉行所へ引立(ひった)てました。花時の向島、敵討があると云うので土手の上は浪を打ちますよう、どや/\押掛けてまいりまして、蟠龍軒の死骸を見ては唾(つば)を吐くやら蹴飛(けと)ばすやら弥次馬連が大騒ぎをして居ります。此方(こなた)は奉行所、一応吟味の上、
 奉行「悪漢無頼の曲者(くせもの)、殊に舅の仇(あだ)を討つは武士の嗜(たしな)み、天晴(あっぱれ)な手柄」
 というお誉(ほ)め言葉がありまして、早速帰宅を許されました。

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Last updated : 2025/12/26