悪漢無頼
あっかんぶらい
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作家
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作品
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【後の業平文治】
法は法、抂げる訳になりませぬから、文治お町の両人を駕籠に乗せて奉行所へ引立てました。花時の向島、敵討があると云うので土手の上は浪を打ちますよう、どや/\押掛けてまいりまして、蟠龍軒の死骸を見ては唾を吐くやら蹴飛ばすやら弥次馬連が大騒ぎをして居ります。此方は奉行所、一応吟味の上、
奉行「悪漢無頼の曲者、殊に舅の仇を討つは武士の嗜み、天晴な手柄」
というお誉め言葉がありまして、早速帰宅を許されました。
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Last updated : 2025/09/19