四字熟語-著名作家はこう使う〔抜山蓋世〕【みんなの知識ちょっと便利帳】

【参考辞典】
新明解
四字熟語

▼参考書

抜山蓋世ばつざんがいせい「力は、山を引き抜き、気は、世を覆う」という意で、強大な力と、強い気力を持っているさま。出典：『史記・項羽紀』
作家	作品
泉鏡花	【醜婦を呵す】　裁縫は知らざるも、庖丁（ほうちょう）を学ばざるも、卿等が其美を以てすれば、天下にまた無き無上権を有して、抜山蓋世（ばつざんがいせ）の英雄をすら、掌中に籠（ろう）するならずや、百万の敵も恐るゝに足らず、恐るべきは一婦人（いつぷじん）というならずや、そも／＼何を苦しんでか、紅粉を措（お）いてあくせくするぞ。
幸田露伴	【対髑髏】抜山蓋世の雄、此（ここ）に坐して身を亡ぼし国を喪（うしな）い、繍口錦心（しゅうこうきんしん）の士、茲（これ）に因（より）て節を敗り名を堕（おと）す、

抜山蓋世
ばつざんがいせい

「力は、山を引き抜き、気は、世を覆う」という意で、強大な力と、強い気力を持っているさま。

出典：『史記・項羽紀』

作家

作品

泉鏡花

【醜婦を呵す】

　裁縫は知らざるも、庖丁（ほうちょう）を学ばざるも、卿等が其美を以てすれば、天下にまた無き無上権を有して、抜山蓋世（ばつざんがいせ）の英雄をすら、掌中に籠（ろう）するならずや、百万の敵も恐るゝに足らず、恐るべきは一婦人（いつぷじん）というならずや、そも／＼何を苦しんでか、紅粉を措（お）いてあくせくするぞ。

幸田露伴

【対髑髏】

抜山蓋世の雄、此（ここ）に坐して身を亡ぼし国を喪（うしな）い、繍口錦心（しゅうこうきんしん）の士、茲（これ）に因（より）て節を敗り名を堕（おと）す、

それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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