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▼参考書
飛花落葉
ひからくよう
作家
作品

夏目漱石

【吾輩は猫である】

「すべて曖々然(あいあいぜん)として昧々然(まいまいぜん)たるかたで行くつもりかね」
「冷笑なさってはいけません、極真面目(ごくまじめ)な話しなんですから……とにかくあの婦人が急にそんな病気になった事を考えると、実に 飛花落葉(ひからくよう)の感慨で胸が一杯になって、総身(そうしん)の活気が一度にストライキを起したように元気がにわかに滅入(めい)ってしまいまして、ただ蹌々(そうそう)として踉々(ろうろう)という形(かた)ちで吾妻橋(あずまばし)へきかかったのです。欄干に倚(よ)って下を見ると満潮(まんちょう)か干潮(かんちょう)か分りませんが、黒い水がかたまってただ動いているように見えます。

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中里介山

【大菩薩峠 椰子林の巻】

 かように申されました時、弁信は、一議に及ばず、これこそ望むところとあって、直ちに翌日の明星をいただいて坊を出で、音なしの滝に詣(まい)りました。
 その日より、滝のほとりに、ささやかな安居(あんご)の地を求めて、そこへ飛花落葉を積み重ね、 正身(しょうじん)の座を構えると共に、心神をすまして音なしの音を聞かんとすることが、この法師の早天暁の欠かさぬつとめ、世間は暫く彼の広長舌から免れるの自由を得ました。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

Last updated : 2025/12/26