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卑陋暗黒
ひろうあんこく
作家
作品

北村透谷

【厭世詩家と女性】

ヱマルソン言える事あり、尤も冷淡なる哲学者といえども、恋愛の猛勢に駆られて逍遥徘徊せし少壮なりし時の霊魂が負うたるおいめかえす事能はずと。恋愛は各人の胸裡きょうりに一墨痕を印して、ほかには見ゆ可からざるも、終生まっする事能はざる者となすの奇跡なり。然れども恋愛は一見して卑陋ひろう 暗黒なるが如くに其実性の卑陋暗黒なる者にあらず。恋愛を有せざる者は春来ぬ 樹立きだちの如く、何となく物寂しき位地に立つ者なり、而して各人各個に人生の奥義の一端に入るを得るは、恋愛の時期を通過しての後なるべし。

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Last updated : 2022/11/23