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▼参考書
放胆無礙/放胆無碍
ほうたんむげ
作家
作品

内田魯庵

【淡島椿岳 ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――】

 寒月の名は西鶴(さいかく)の発見者及び元禄文学の復興者として夙(つと)に知られていたが、近時は画名が段々高くなって、新富町(しんとみちょう)の焼けた竹葉(ちくよう)の本店には襖(ふすま)から袋戸(ふくろど)や扁額(へんがく)までも寒月ずくめの寒月の間(ま)というのが出来た位である。寒月の放胆 無礙(むげ)な画風は先人椿岳の衣鉢(いはつ)を承(う)けたので、寒月の画を鑑賞するものは更に椿岳に遡(さかのぼ)るべきである。

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Last updated : 2025/12/26