一諾千金
いちだくせんきん
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作家
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作品
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【弟子】
子路が他の所ではあくまで人の下風に立つを潔しとしない独立不羈の男であり、
一諾千金の快男児であるだけに、碌々たる凡弟子然として孔子の前に侍っている姿は、人々に確かに奇異な感じを与えた。事実、彼には、孔子の前にいる時だけは複雑な思索や重要な判断は一切師に任せてしまって自分は安心しきっているような滑稽な傾向も無いではない。母親の前では自分に出来る事までも、してもらっている幼児と同じような工合である。退いて考えてみて、自ら苦笑することがある位だ。
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Last updated : 2025/09/19