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▼参考書
威風凜凜/威風凜々
威風凛凛/威風凛々
いふうりんりん
作家
作品

ドストエーフスキイ
神西清訳

【永遠の夫】

小商人はこの衝撃とヴェリチャーニノフの犯しがたい風貌とにすっかり恐れ入ってしまった。取卷き連中が早速その彼を連れ去った。りゅうとした身裝(いでたち)をしたこの紳士の、威風凛々たる面構えは、わいわい囃し立てていた野次馬どもにも、大いに威壓的な效果を生んだ。笑い聲はぱったりやんでしまった。婦人は眞紅な顏をして、涙をこぼさんばかりの樣子で、感謝の言葉を雨のように降らせはじめた。

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関根黙庵

【枯尾花】

辻堂(つじどう)の椽側(えんがわ)に腰を掛(かけ)て休息していると、脇の細道の方から戛々(かつかつ)と音をさせて何か来る者がある、月が有るから透(すか)して見ると驚(おどろい)た、白糸縅(しらいとおどし)の鎧(よろい)に鍬形打(くわがたうち)たる兜(かぶと)を戴(いただ)き、大太刀を佩(お)び手に十文字の鎗(やり)を提(さ)げ容貌堂々 威風凜々(いふうりんりん)たる武者である、某はあまり意外なものに出会い呆然(ぼうぜん)として見詰(みつめ)ているうち、彼(か)の武者は悠々(ゆうゆう)として西の宮の方へ行(いっ)てしまったが、何が為(た)めに深夜こんな形相(ぎょうそう)をして、往来をするのか人間だろうか妖怪だろうか、思えば思うほど、不審が晴れぬと語りしは、今から七八年あとの事である。

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吉川英治

【剣難女難】

 玄蕃はさすがに大藩の指南番、一刀流の達人と人にも許されたほどの落着きはあった。静かに仕度を済ませて式台に現われた姿を見るに、鎖(くさり)着込みは下に隠し、浮織万字(うきおりまんじ)の黒羽二重に緞子(どんす)の野袴(のばかま)、白鮫柄(しろさめづか)の脇差金象嵌角鍔(きんぞうがんかくつば)の大小をぶッちがえに差し、曳き寄せた駒にひらりと跨(またが)って、時刻を待つほどに目付奉行の伝令が来たので、一同はそれッとばかり長蛇の陣をなして、威風凜々、由良川の上流指して出発した。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

Last updated : 2025/12/26