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佳人薄命
かじんはくめい
 ⇒ 佳人薄命 ⇒ 美人薄命
作家
作品

太宰治

【懶惰の歌留多】

 不仕合せである、と思った。ひと、みな、私を、まだまだ仕合せなほうだよ、と評した。私は気弱く、そうとも、そうとも、と首肯した。なにが不足で、あがくのだろう、好き好んで苦しみを買っているのだ、人生の、生活のディレッタント、運がよすぎて恐縮していやがる、あんなたちの女があるよ苦労性と言ってね陰口だけを気にしている。
 あるいはまた、佳人薄命、懐玉有罪、など言って、私をして、いたく赤面させ、狼狽させて私に大酒のませる悪戯者いたずらものまで出て来た。

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吉川英治

【新書太閤記 第四分冊】

 お市の方。
 こんど年賀の拝をなしに岐阜城へのぼった折も、信長はいくたびとなく口に出して案じていた。
 それはまた天麗てんれいの美質といってよいほど美しいお方である。佳人薄命ということばは、そのまま今のお市の方の身の上にあてはまる。
 兄信長の政略のために、その天麗をもって浅井家にとつがせられ、良人の長政と信長とのあいだが不和となって、互いに敵国として呼びあう羽目になった時には、もう三人の子をなして、まだ二十歳はたちを幾つもこえない若さで母とよばれる身になっていた。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23