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鶏鳴狗盗
けいめいくとう |
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作家
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作品
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鳥谷部春汀 |
【明治人物月旦(抄)】 若し彼をして単に放胆不諱、剛愎不遜の木強漢ならしめば、彼は僅に鶏鳴狗盗の雄たるに過ぎず 何ぞ甚だ多とするに足らむや されど彼れに最も及ぶ可からざるは、其戸外の木強漢たると共に、室内の読書家たる是れなり 此れを聞く、彼は別に他の嗜好なく、唯だ読書を愛して、博覧人に超え、故陸奥伯の如き亦学問に於て彼れに師事する所多かりしと
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中里介山 |
【大菩薩峠 京の夢おう坂の夢の巻】 その翌日になって、米搗きが急に昇格して、関守氏附きの不破の関守氏は、この新たに得た |
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何ぞ甚だ多とするに足らむや