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剣光帽影
けんこうぼうえい
作家
作品

平出修

【畜生道】

 十二月も中ばすぎた頃であった。俺がやっと寒い寝台から出たと云うのに、もう電話で裁判所から催促だ。法廷が開けますから、すぐいらっして下さいと云うのだ。俺が行かない間は、共同弁護人はみんな手を むな しくして待って居る。俺をさしおいて審理に取りかかるような事は決して無い。俺を先輩だとして敬意を表してくれる好意はいつでも感謝して居るんだが、それで又いつでも遅刻する。 いそが しそうな真似をしてわざと遅れるのではないが、俺は朝が遅い。ただそれ丈である。其日も き立てられて車を命じた。桜田門へ来るとおびただしい巡査だ。赤い着ものの憲兵も見える。霜枯れのした柳の並木は 剣光帽影 けんこうぼうえい で取囲まれて居る。裁判所の門へはいると、一層警戒が厳しい。出入を一々誰何 すいか する。

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種田山頭火

【松山日記】

日本晴、陸軍記念日。
早朝、護国神社参拝、それから道後温泉入浴、やっとはぎを見つけてうれしかった。
軍人学生聯合の攻防演習が練兵場を中にして行われた、境内へも機関銃が持ちこまれた、砲声、号令、剣光帽影。……
青年団、処女会、国防婦人会、学生、民衆、……まさに総動員の態勢である、私も庵を開け放って、今日の日を祝福した。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23