奇貨可居
きかかきょ 【奇貨、居く可し】
珍しい値打ちのある物なので大事にして手元に取っておこうという意味から、チャンスを逃さずうまく利用すべきというたとえ。 |
|
作家
|
作品
|
|
【申訳】
拙著「あめりか物語」の著作権が何人の手に専有せられているかは、今日に至るまで未だ曾て法律上には確定せられていないものと見ねばならない。博文館が強いて拙著の著作権専有を主張したいならば、該書出版後今日に至るまで凡二十余年の間に、一応その相談を僕に向ってなすべき筈である。平生之を怠っていながら、一旦同書が現代文学全集中に転載せらるると見るや、奇貨居くべしとなし、俄に版権侵害の賠償を請求するが如きは
貪戻言語に絶するものである。
|
|
【曉月夜】
この大將の若樣難なく敏が擒になりけり、令孃との中の睦ましきを見るより、
奇貨
おくべしと
竹馬の製造を手はじめに、植木の講譯、いくさ物語、田舍の爺婆は如何にをかしき事を言ひて、
|
- それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
- このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。
|
Last updated : 2025/09/19