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鼓舞激励
こぶげきれい
作家
作品

太宰治

【惜別】

だが、何故なぜだか知らぬが、僕は二十年後の今でも、折にふれて先生を思い出す。僕がわが師と仰いでいる人の中で、先生こそは最も僕を感激せしめ、僕を鼓舞激励して下さった一人であった。

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岡倉覚三

【村岡博訳 茶の本】

世に認められようとして苦しむ美術家たち、冷たき軽侮の影に逡巡しゅんじゅんしている疲れた人々よ! などというが、この自己本位の世の中に、われわれは彼らに対してどれほどの鼓舞激励を与えているか。過去がわれらの文化の貧弱を哀れむのも道理である。未来はわが美術の貧弱を笑うであろう。われわれは人生の美しい物を破壊することによって美術を破壊している。

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宮本百合子

【両輪 ――創造と評論活動の問題――】

まだ今日の段階では、そしてこれから当分の間、小市民インテリゲンツィアの民主主義文学への貢献が予想されなければならない。民主主義文学者が労働階級の文化・文学を要望するあまり、現実の発展してゆくこまかい足もとをとばして、過去と現在の積極的文化・文学の業績の吸収と消化なしに新しい文学が生れうるかのような鼓舞激励を与えることは、かえって、地道な新しい文学の創造力の歩みだしを戸まどいさせる。

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岸田國士

【劇文学は何処へ行くか】

世界のいづれの国でも、劇作家は劇場のために作品を書くのが原則で、その上演はもちろんつねに保証されてゐるわけではないが、少くとも、上演の可能性が作家を鼓舞激励して創作活動に向はせる仕組みになつてゐる。そして、一旦、舞台にかけられゝば、作品の価値はおのづから決定するのである。興行としての成功不成功はいろいろの条件に左右されるけれども、劇作家としての真価は作品の舞台化をもつてはじめて発揮され、世評もまたそれによつて定まるのが普通である。

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木村荘八

【鏑木さん雑感】

自分のことを云つてをかしいけれども、例へば己れを凧に譬へれば、それがどうやら順風に揚がつてゐる時、思ひ切り糸のダマを出して凧々揚がれ揚がれと地上から鼓舞激励された――これを批評の本質とす――ぼく自身のおぼえは、他ならぬ鏑木先生から受けたものであつた。そしてその頃は猶未見の鏑木清方氏だつた。

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吉川英治

【三国志 赤壁の巻】

「これ、天の我をたすくるものである」
 と、もちろん彼は士気を鼓舞激励するつもりでいったのである。
 が、そばにいた荀攸じゅんゆうは、酔をさまして、
「丞相丞相。めったに、さようなことは、お口にはしないものです」
 と、そっと袖をひいて諫めた。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23