ご利用について
▼参考書
金輪奈落
こんりんならく
作家
作品

幸田露伴

【風流仏】

元の通りに縛れとはなさけなし、鬼と見て我を御頼(おたのみ)か、 金輪(こんりん) 奈落(ならく)其様(そのよう)な義は御免蒙(こうむ)ると、心清き男の強く云うをお辰聞ながら、櫛を手にして見れば、ても美しく彫(ほり)に彫(ほっ)たり、厚(あつさ)は僅(わずか)に一分(いちぶ)に足らず、

青空文庫で読む  

斎藤緑雨

【かくれんぼ】

往時権現様得意の逃支度冗談ではござりませぬとその夜冬吉が 金輪奈落(こんりんならく)の底尽きぬ腹立ちただいまと小露が座敷戻りの挨拶(あいさつ)も長坂橋(ちょうはんきょう)の張飛(ちょうひ)睨んだばかりの勢いに小露は顫え上りそれから明けても三国割拠お互いに気まずく笑い声はお隣のおばさんにも下し賜わらず

青空文庫で読む  

泉鏡花

【陽炎座】

 鼓草(たんぽぽ)の花の散るように、娘の身体(からだ)は幻に消えても、その黒髪は、金輪(こんりん)、奈落、長く深く残って朽ちぬ。 百年(ももとせ)、千歳(ちとせ)、失(う)せず、枯れず、次第に伸びて艶を増す。その髪千筋一筋ずつ、獣(けもの)が食えば野の草から、鳥が啄(は)めば峰の花から、同じお稲の、同じ姿容(かたち)となって、一人ずつ世に生れて、また同一(おなじ)年、同一(おなじ)月日に、親兄弟、家眷親属、己(おの)が身勝手な利慾(りよく)のために、恋をせかれ、情(なさけ)を破られ、縁を断(き)られて、同一(おなじ)思いで、狂死(くるいじに)するわいの。

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

Last updated : 2025/12/26