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君子豹変
くんしひょうへん |
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作家
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作品
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太宰治 |
【パンドラの匣】
「ひばりに、ですか?」かっぽれは大いに不満の様子である。「失礼ながら、ひばりには荷が重すぎますぜ。お隣りの部屋へ帰って来たら、かっぽれは、 「だめだなあ、ひばりは。おれは、廊下へ出て聞いていたんだ。あんな事じゃ、なんにもならんじゃねえか。キリスト精神と君子豹変のわけでも、どんと一発言ってやればよかったんだ。自由と束縛! と言ってやってもいいんだ。やつら、道理を知らねえのだから、すじみちの立った事を言ってやるのが一ばんなのだ。自由思想は空気と |
戸坂潤 |
【読書法】
君子豹変は嘉すべきであるが、併し『紀行』と『修正』との間には、ジードにとってどんな出来事が起きたというのだろう。なるほどソヴェートに於ては粛党運動にからんだ色々の刺激的な事件が起きた。だが、それが急にジードをソヴェートの敵とするには足りなかったことは、『修正』を読んでも明らかである。
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