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▼参考書
妄言綺語
もうげんきご
作家
作品

宮沢賢治

【二十六夜】

  諸(もろもろ)の仁者(じんしゃ)掌(て)を合せて至心に聴き給へ。我今疾翔大力(しっしょうたいりき)が威神力を享(う)けて梟鵄救護章の一節を講ぜんとす。唯(ただ) 願うらくはかの 如来(にょらい)大慈(だいじ)大悲(だいひ)我が小願の中に於(おい) て大神力を現じ給い 妄言( もうげん ) 綺語(きご)の淤泥(おでい)を化(け)して光明顕色(けんじき)の浄瑠璃( じょうるり )となし、浮華(ふくわ)の中より清浄( しょうじょう )の青蓮華( しょうれんげ ) を開かしめ給わんことを。至心欲願、南無仏南無仏南無仏。

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木下杢太郎

【南蛮寺門前】

   皆々さんたまりや、じええずす、まりやなどよぶ。
うかれ男 やあれ、やあれ。そこな 痴人(しれびと) 、知らぬ 為(まね) して聞いてあれば片腹いたい 妄言綺語 (まうごんきご) 。
伊留満喜三郎 何、妄言綺語とな。雑言も程こそあれ、世にも恐ろしき神の威霊の近き 験(しるし)を今見ざるか。

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Last updated : 2025/12/26