四字熟語-著名作家はこう使う〔人気嘖嘖/人気嘖々〕【みんなの知識ちょっと便利帳】

【参考辞典】
新明解
四字熟語

▼参考書

人気嘖嘖／人気嘖々にんきさくさく
作家	作品
中里介山	【大菩薩峠山科の巻】　そういう歴史口碑は、誰も知っている。兵馬もそれを知って、今こうして目（ま）のあたり、その場に臨んでみると、英雄だの美人だのという歴史の色どりが、幻燈のように頭の中にうつって来る。お市の方や、淀君や、これを得たものの勝利のほほ笑みと、これを失うものの敗北の悲哀――いわゆる歴史というものも、人物というものも、色に始まり色に終る、といったような感慨も起って来る。爾来（じらい）、この池を天魔ヶ池と呼ぶことになったらしいのは、天下到るところに人気嘖々（にんきさくさく）たる古今の英雄秀吉も、この地へ来ては、まさしく天魔に相違ない。

人気嘖嘖／人気嘖々
にんきさくさく

作家

作品

中里介山

【大菩薩峠山科の巻】

　そういう歴史口碑は、誰も知っている。兵馬もそれを知って、今こうして目（ま）のあたり、その場に臨んでみると、英雄だの美人だのという歴史の色どりが、幻燈のように頭の中にうつって来る。お市の方や、淀君や、これを得たものの勝利のほほ笑みと、これを失うものの敗北の悲哀――いわゆる歴史というものも、人物というものも、色に始まり色に終る、といったような感慨も起って来る。爾来（じらい）、この池を天魔ヶ池と呼ぶことになったらしいのは、天下到るところに人気嘖々（にんきさくさく）たる古今の英雄秀吉も、この地へ来ては、まさしく天魔に相違ない。

それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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