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▼参考書
怨敵退散
おんてきたいさん
作家
作品

泉鏡花

【星女郎】

「はッはッ、それまで承っては、山伏も恐入る。あのその羅(うすもの)を透くと聞きましただけでも美しさが思い遣(や)られる。寝てから膚を見たは慄然(ぞっ)とする……もう目前(めさき)へちらつく、独(ひとり)の時なら鐸(すず)を振って 怨敵退散(おんてきたいさん)と念ずる処じゃ。」
「聞きようが悪い、お先達。私が一ツ部屋にでも臥(ふせ)ったように、」
「違いますか。」

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Last updated : 2025/12/26