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冷暖自知
れいだんじち
作家
作品

高村光太郎

【智恵子抄】

――それだ、それだ、それが世の中だ
彼等の欲する真面目とは礼服の事だ
人工を天然に加へる事だ
直立不動の姿勢の事だ
彼等は自分等のこころを世の中のどさくさまぎれになくしてしまつた
かつて裸体のままでゐた冷暖自知の心を――
あなたはこれを見て何も不思議がる事はない
それが世の中といふものだ

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尾崎秀実

【遺書】

というよりもそんなことを考えたとて無駄だ、一途に時代に身を挺して生き抜くことのうちに自分もまた家族たちも大きく生かされることもあろうと真実考えたのでありました。(ここは誠に説明のむつかしいところです。結局「冷暖自知れいだんじち」してもらうより他はないと思います。私はこのころ、真実のことを云おうとすればする程、言葉というものが如何に不完全なものかということを感じて来ました

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種田山頭火

【行乞記 伊佐行乞】

△豆腐の味は水のそれとおなじ、冷暖自知、いひがたし。
野の花はどれもうつくしい、をどりこ草を活ける、露草がもう咲いてゐた。


其中一人にしてまた万人なり。
酒の酔心地、これこそ冷暖自知の境。
△句は武器でなくて玩具だ、まさに持つべき玩具だ。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23