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利用厚生
りようこうせい
作家
作品

井上哲次郎

【明治哲学界の回顧 結論――自分の立場】

どうしても倫理は東西洋の倫理を打って一丸とし、実行するでなければならぬという考えから、余は国民道徳を主張し、学界の欠陥を補い、大いに倫理を実際的 ならしむるに努力したのである。しからばその国民道徳は理想主義であるか功利主義であるかといえば、利用厚生と云う程度において功利主義と矛盾しないけれ ども、そこにとどまらないではるかにそれを突破して向上するものであるからむろん理想主義である。

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中里介山

【大菩薩峠 新月の巻】

「どう致しまして、子曰しのたまわくは、これからはもう流行はやりませぬな、すべて理詰めで行って大いに利用厚生の道を講ずる、あっちの究理学でなければ夜も日も明けぬ時代が、やがて到来いたしますでな。たとえば今の風船にしてごろうじろ、こういうワケでげす、この地球の国の中に暖帯と書いてありやす国がござりやすがね、あすこが赤道といって、日の照りの近い土地でげす から、暑いことは全く以てたまりませんや、

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中里介山

【大菩薩峠 京の夢おう坂の夢の巻】

 そういうわけで、道庵先生は、ここはどうしても、女親方の方のらちがあくまで待つことを以て策の得たるものとする。それも、そう永い時日を要せずして埒があくに相違ないと思っているが、たとえ二日三日の間にしてからが、何 か仕事をしたい、何か利用厚生の仕事にたずさわらなければ、自分の生存が徒手遊食ということになり、なおむつかしく言えば、尸位素餐しいそさんということになる。

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中里介山

【大菩薩峠 恐山の巻】

――その旅行ぶりが、彦九郎に似ている。また京都へ行って、御所御礼を怠らない勤王ぶりが、高山彦九郎にそっくりである。その、人を改過遷善に導く功徳と、利用厚生にまで人を益する働きは、むしろ本家の高山に過ぎたるものがある――

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中里介山

【大菩薩峠 農奴の巻】

天地というものは、土地でも、田畑でも、情け容赦もなく奪うには奪うが、また与える時には与えもするものだ、五勺の種で八升の収穫は、百六十倍の収穫でご ざいます、この天地の大きな力を、人間の手で最もよく利用厚生しなければならないということを、しみじみとさとりましたのが、十六歳の時でございました。

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Last updated : 2022/11/23