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▼参考書
老若貴賤
ろうにゃくきせん
 ⇒ 老若貴賤 ⇒ 貴賤老若
作家
作品

新渡戸稲造

【自由の真髄】

僕はここで有神論や宗教論を述べんとする意ではないが、人には老若貴賤の区別なく右に述べた神の如き何かが各自に宿っていることは、僕の堅く信ずる所であって、また何人も信じなくとも否定の出来ぬことであろう。

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芥川龍之介

【或敵打の話】

 寛文(かんぶん)九年の秋、一行は落ちかかる雁(かり)と共に、始めて江戸の土を踏んだ。江戸は諸国の老若貴賤(ろうにゃくきせん)が集まっている所だけに、敵の手がかりを尋ねるのにも、何かと便宜が多そうであった。そこで彼等はまず神田の裏町(うらまち)に仮の宿を定めてから甚太夫(じんだゆう)は怪しい謡(うたい)を唱って合力(ごうりき)を請う浪人になり、求馬(もとめ)は小間物(こまもの)の箱を背負(せお)って町家(ちょうか)を廻る商人(あきゅうど)に化け、喜三郎(きさぶろう)は旗本(はたもと)能勢惣右衛門(のせそうえもん)へ年期切(ねんきぎ)りの草履取(ぞうりと)りにはいった。

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尾崎紅葉

【金色夜叉】

 柵の外に立ちて列車の行くを送りしは独(ひと)り間貫一のみにあらず、そこもとに聚(つど)ひし 老若貴賤(ろうにやくきせん)の男女(なんによ)は皆個々の心をもて、愁ふるもの、楽むもの、虞(きづか)ふもの、或は何とも感ぜぬものなど、品変れども目的は一(いつ)なり。

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Last updated : 2025/12/26