正確無比
せいかくむひ
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作家
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作品
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【明治開化 安吾捕物 その三 魔教の怪】
ヤミヨセの司会者世良田は明らかにメスメリズムの術者であります。のみならず、牧田さんの正確無比の観察によれば、まち子をヤミヨセにかけるとき、快天王は弱々しい幼女の声で、こう叫ばれたと云います、即ち、アラ、ダメヨ、赤い頭巾をかぶせないで。
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【原爆詩集】
〈ああそれは偶然ではない、天災ではない
世界最初の原子爆弾は 正確無比な計画と
あくない野望の意志によって
日本列島の上、広島、長崎をえらんで投下され
のたうち消えた四十万きょうだいの一人として
君は死ぬる、〉
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【墓が呼んでいる】
私は十万分の一の地図を眺めているが、もうすっかり頭へ入っているのであろう、病人は細かい地名までことごとく宙で諳じているのであった。正確無比な話であった。
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Last updated : 2025/09/19