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常住不滅
じょうじゅうふめつ |
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作家
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作品
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榊亮三郎 |
【大師の時代】
密教の行者が、自己の對して居る本尊と、自己と同一體であると見るは是れ、瑜伽の理論に基づいたもので、瑜伽の哲學の目的は、能觀と所境相分と見分との區分を沒却するに外ないのである、しかし、密教の理論的方面には、必ずしも、瑜伽の哲學のあるばかりでなく、もと/\、密教は、前にも云つたごとく印度思想の一大潮流が、或る時代に於て密教となつて現はれたものであるから、種々の哲學が其の中にある、聲字實相論などは、毘陀の常住不滅を唱導する
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