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他言無用
たごんむよう
作家
作品

直木三十五

【南国太平記】

「この品々を、拾って――」
 玄白斎は、岩の上の木片、蛇皮をあごで差した。和田が拾っていると
他言無用だぞ」
 と、やさしくいった。その途端――下の方で、それは、人の声とも思えぬような凄い悲鳴が起ってすぐ止んだ。

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岡本綺堂

【小坂部姫】

これでかれは先ず自分の役目を果たしたような一種の安心を得ると同時に、単に塩冶の一家を救い得たばかりでなく、あわせて父の罪をも救い得たという満足と誇りとを感じた。
「言うまでもないことじゃが、今宵のことはかならず他言無用でござりまするぞ。」と、かれは采女と侍従に固く口止めした。

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牧野信一

【〔編輯余話〕】

僕はこの時自身を叱るやうな気持で、ゲンコツを持つてポカリ山高をなぐつた。頭がくぼんだ。と又僕は何も帽子に怒つたつて仕方がない、と思つたので、凹んだところを底からゲンコツでつき上げた。と、もとの通りになほつた。その時には僕の怒りも、母達の笑ひもすつかりなくなつてゐた。
△おや/\こんなことを余話に書くんではなかつたものを、とんだところを皆さんにしやべつてしまつた。皆さん決して笑つてはいけませんよ。他言無用

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国枝史郎

【大鵬のゆくえ】

「今夜のことご他言無用。もし口外なされる時は御身のためよくござらぬ」と、いざお いとまという時に例の覆面の老人によって堅く口止めされたことを心から恐ろしく思いながらも、襲って来る睡魔はどうすることも出来ず、彼はうとうと睡ったらしい。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23