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貪官汚吏
たんかんおり
作家
作品

田中貢太郎

【令狐生冥夢録】

譔は烏老のいうことを聞いて、馬鹿馬鹿しくもあったが、正直な男だけに、楮幣ちょへいを焚いたがために貪欲漢を甦らしたということがぐっと癪に触った。彼は腹の立つのをじっとこらえて嘲笑を浮べて言った。
貪官汚吏は、賄賂を取って法を曲げるので、金のある者は罪を逃れ、貧しい者は罪になる、これはこの世ばかりと思っていたのに、冥府はこれよりもえらいと見える」
 そこで譔は詩を作った。
一陌いっぱくの金銭便すなわち魂を返す
公私随所に門を通ずべし
鬼神徳の生路を開くあり
日月光の覆盆を照すなし
貧者何にってか仏力をこうむらん
富豪容易に天恩を受く
早く善悪すべむくいなしと知らば
多く黄金こがねを積んで子孫に遺さん

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Last updated : 2022/11/23