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天地開闢
てんちかいびゃく
作家
作品

夏目漱石

【吾輩は猫である】

しかし俗人の考うる全智全能は、時によると無智無能とも解釈が出来る。こう云うのは明かにパラドックスである。しかるにこのパラドックスを道破どうはした者は天地開闢 てんちかいびゃく以来吾輩のみであろうと考えると、自分ながら満更まんざらな猫でもないと云う虚栄心も出るから、是非共ここにその理由を申し上げて、猫も馬鹿に出来ないと云う事を、高慢なる人間諸君の脳裏のうりに叩き込みたいと考える。

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芥川龍之介

【文芸鑑賞講座】

尤も未完成の作品と称えられているのは何もミケルアンヂェロ自身の証明のある次第ではありません。只大理石の塊の中に模糊たる人間の姿が浮かんでいる、まあざっと形容すれば、 天地開闢 てんちかいびゃく の昔以来、大理石の塊の中に眠っていた、何とも得体の知れぬ人間がやっと目をさましたと言う代物であります。

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喜田貞吉

【本州における蝦夷の末路】

その先祖は長髄彦ながすねひこの兄安日あびというもので、神武天皇御東征以前の、大和の領主であったと云っております。長髄彦は神武天皇に反抗して殺されましたが、兄の安日は奥州外が浜へ流されて、子孫蝦夷の管領となったと云っております。その後裔なる秋田実季の如きは、自分の家が天地開闢以来の旧家だということを以て、家の誇りと致しているのであります。

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小栗虫太郎

【人外魔境 天母峰】

 成吉思汗ジンギスカンが、甘粛かんしゅく省のトルメカイで死んだというのみで、その後彼の墓がいずこか分らないのも、おそらく此処ここへ運ばれたのではないかといっている。そうしてそこは、揚子江、黄河、メーコン三大河の水源をなし、氷河と烈風と峻険しゅんけん雪崩なだれとが、まだ 天地開闢てんちかいびゃくそのままの氷の処女をまもっている。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23