ご利用について
▼参考書
知己親縁
ちきしんえん
作家
作品

北村透谷

【三日幻境】

 われは函嶺(かんれい)の東、山水の威霊少なからぬところに産(うま) れたれば、我が故郷はと問はゞそこと答うるに 躊躇(ためら) わねども、往時の産業は破れ、知己親縁の風流雲散せざるはなく、快く 疇昔(そのかみ)を語るべき古老の存するなし。山水もはた昔時に異なりて、豪族の擅横( せんおう )をつらにくしとも思( おもわ )ずうなじを垂るゝは、流石(さすが)に名山大川の威霊も半(なかば)死せしやと覚(おぼえ)て面白からず。「追懐(レコレクシヨン) 」のみは其地を我故郷とうなずけど、「 希望(ホープ)」は我に他(ほか)の故郷を強ゆる如し。

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

Last updated : 2025/12/26