跳梁跋扈
ちょうりょうばっこ
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作家
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作品
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【薄紅梅】
二十六、七の若いものに、畠いじりは第一無理だし、南瓜の蔓は焚附にもならぬ。町に、隠れたる本草家があって、その用途を伝授しても、鎌を買う資本がない、従ってかの女、いや、あの野郎の狼藉にまかせてあるが、跳梁跋扈の凄じさは、時々切って棄てないと、木戸を攀じ、縁側へ這いかかる。
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【文学に関する感想】
「われわれは、われわれがまだこれらすべての醜悪事の十分に広汎、明瞭かつ急速な曝露を組織し得なかったことについて自分自身を、大衆の運動からの自己の立ちおくれを責めなければならぬ、」「学生と異教徒、百姓と著述家の上には、その生活の一歩ごとに労働者をかくも抑圧し圧迫するその同じ闇の力が跳梁跋扈していることを理解し、また感ずるであろう。」(レーニン)
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【海島冐險奇譚 海底軍艦】
凡そ波濤の打つところ。 凡そ珍寳の在るところ。
山なす浪を船となし。 千里の風を帆となして。
跳梁跋扈
厭き足らぬ。 かの歐洲の聯合艦隊
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【半七捕物帳 柳原堤の女】
町奉行所でも人間の取締りはするが、化け物の取締りは自分たちの責任でないというのであろう、ただの一度も妖怪退治や妖怪探索に着手したことはないらしく、かれらの跋扈跳梁に任かしておいた形がある。したがって、今度の柳原一件に対しても、町奉行所では何ら取締りの方法を取ろうとはしなかったので、その噂は日ましに広がって行くばかりであった。
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Last updated : 2025/09/19