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四字熟語  を     表示  件
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稲麻竹葦
とうまちくい
作家
作品

中里介山

【大菩薩峠 お銀様の巻】

同じ国内から選び出された騎手は武者振いして、馬の平首を撫でながら、我こそという意気を眉宇びうの間にかがやかしています。けれどもこうして、すべての桟敷も埋まり、見物も稲麻竹葦とうまちくいの如く集まっているのに、今日の催しの主催者であるべき駒井能登守が見えないのに、なんとなく物足りない気持をしているものもありました。しかし、その心配は直ちに取払われてしまいました。

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国枝史郎

【八ヶ嶽の魔神】

 二人の武士はセリ詰めて来た。尚、葉之助は動かなかった。
 場内は寂然しんと静かであった。松明の火が数を増した。火事場のように赤かった。後から後からと無数の信者が、出入り口からはいって来た。みんな得物えものを持っていた。
 出番の来るのを待っていた。まさに稲麻竹葦とうまちくいであった。葉之助よ! どうするつもりだ
 その時鏘然しょうぜんと太刀音がした。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23