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▼参考書
我儘気儘
わがままきまま
作家
作品

二葉亭四迷

【浮雲】

此間(こないだ)も私(あたし)がネ、『お前ももう押付(おっつけ)お嫁に往かなくッちゃアならないんだから、ソノーなんだとネー、何時までもそんなに小供の様な心持でいちゃアなりませんと、それも母親さんのようにこんな気楽な家へお嫁に往かれりゃアともかくもネー、若(も)しヒョッと先に姑(しゅうとめ)でもある所(とこ)へ往(いく)んで御覧、なかなかこんなに 我儘(わがまま) 気儘をしちゃアいられないから、今の内に 些(ちっ)と覚悟をして置かなくッちゃアなりませんヨ』と私が先へ寄ッて苦労させるのが可憐(かわい)そうだから為をおもって言ッて遣りゃアネ文さん、

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種田山頭火

【片隅の幸福】

 大の字に寝て涼しさよ――はさすがに一茶的である。いつもの一茶が出ているが、つづけて、淋しさよ――とうたったところに、ひねくれていない正直な、すなおな一茶の涙が滲んでいるではないか。
 彼が我儘気儘に寝転んだのはどこであったろう。居候していた家の別間か、道中の安宿か、それとも途上の樹蔭か、彼はそこでしみじみ人間の幸不幸運不運を考えたのであろう。切っても切れない、断とうとしても断てない執着の絆を思い、孤独地獄の苦悩を痛感したのであろう。

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巌谷小波

【こがね丸】

今匹夫の勇を恃(たの)んで、世の胡慮(ものわらい)を招かんより、無念を堪(こら)えて英気を養ひ以(もっ)て時節を待つには如(し)かじ」ト、事を分けたる文角が言葉に、実(げに)もと心に暁得(さと)りしものから。黄金丸はややありて、「かかる義理ある中なりとは、今日まで露知(しら)ず、真(まこと)の父君(ちちぎみ)母君と思ひて、我儘(わがまま) 気儘に 過(すご)したる、無礼の罪は幾重(いくえ)にも、許したまへ」ト、数度(あまたたび) 養育の恩を謝し。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

Last updated : 2025/12/26