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▼参考書
羊質虎皮
ようしつこひ
外見は立派だが、内容が伴っていないことのたとえ。見掛け倒し。
作家
作品

新渡戸稲造

【自警録】

男もこの点まで思慮(しりょ)が進むと、先きに述べたる宗教の訓(おし)うる趣旨に叶(かの)うてきて、深沈(しんちん)重厚(じゅうこう)の資(し)と磊落(らいらく)雄豪(ゆうごう)の質(しつ)との撞着(どうちゃく)が消えてくる。かくなると羊(ひつじ)のようにおとなしい性と虎(とら)のごときたけき質とを兼備する人格が出るであろう。漢学者の使用する一句に、「 羊質虎皮(ようしつこひ)」というのがあって、外面虎皮(こひ)をかぶりて虚勢(きょせい)を張り、内心(ないしん)卑怯(ひきょう)きわまる偽物(にせもの)を指(さ)す成語としてあり、

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喜田貞吉

【俗法師考】

口ニ不ルヲレ説レ法羊僧と云。羊は卑き獣とす。獣中ニ如クレ羊ノ、僧ノ中に卑しと云心也。羊質など云、同心也。
されば張良が一巻の書にも、羊質虎皮は恥也と云て、外に虎勢を成て内に羊の心あるを武士の恥辱とす。是羊を卑とする故也。

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Last updated : 2025/12/26