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唯我独尊
ゆいがどくそん
作家
作品

太宰治

【きりぎりす】

私は、それまで二年、あなたと暮して、あなたが人の陰口をたたいたのを伺った事が一度もありませんでした。何先生は、どうだって、あなたは 唯我独尊ゆいがどくそんのお態度で、てんで無関心の御様子だったではありませんか。

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坂口安吾

【二流の人】

 信長は生来の性根が唯我独尊、もとより神仏を信ぜず、自分を常に他と対等の上に置く独裁型の君主であつたが、晩年は別して傲慢になつた。

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坂口安吾

【古都】

関さんは身体の動かん商売やさかいに等と頻りにチク/\何か言う。すると常連が一勢に呼応して、サービスが悪い、勝っても負けても態度が悪どい、井戸端会議の騒しさだ。どん底には辛抱だの思いやりはないのである。我儘で、唯我独尊、一杯の茶のサービスが人格にかゝわる問題だった。

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蒲原有明

【夢は呼び交す ――黙子覚書――】

この渾沌たる幻想はようやくにして流動する生命にはらまれる白象の夢となるのである。新たなる言葉が陣痛する。托胎たくたいの月満ちて、 唯我独尊ゆいがどくそんを叫ぶ産声うぶごえがあがる。これこそ人文世界の薄伽梵ばかぼん仏世尊ぶつせそんの誕生である。かくして耀かがやかしい学芸の創造と興隆が現世に約束される。

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岸田國士

【日本人とは? ――宛名のない手紙――】

 その「あるもの」とは、いったいなんであろう?
 私は、それを、「人間尊重」といふ言葉であらわしたい。
「人間尊重」は、しかし、必ずしも人間万能の思想を伴うとは限らぬ。まして、唯我独尊とは対蹠的なものである。

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W・S・モーゼス
浅野和三郎訳

【霊訓】

 尚おここにモウ一つ断って置きたいことは、われ等の使命が、ありとあらゆる形式の利己主義を剿滅そうめつせんとすることである。『』がにじり出づる所には、そこにわれ等の施すべき余地はない。自己満足、唯我独尊、驕慢、自慢、自家広告、自分免許………何れも皆禁物である。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23