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有為多望
ゆういたぼう
作家
作品

夏目漱石

【それから】

僕は元来なまけものだ。いや、君と一所に往来している時分からなま けものだ。あの時は強いて景気をつけていたから、君には有為多望の様に見えたんだらう。そりや今だって、日本の社会が精神的、徳義的、身体的に、大体の上に於て健全なら、僕は依然として有為多望なのさ。そうなれば る事はいくらでもあるからね。そうして僕の怠惰性に打ち つ丈の刺激も亦いくらでも出来て るだろうと思う。

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有島武郎

【或る女(前編)】

この年少記者はある人々からは英雄ヒーロー一人ひとりとさえして崇拝された。この木部がたびたび葉子の家を訪れるようになった。その感傷的な、同時にどこか大望たいもうに燃え立ったようなこの青年の活気は、家じゅうの人々の心を捕えないでは置かなかった。ことに葉子の母が前から木部を知っていて、非常に有為ゆうい 多望な青年だとほめそやしたり、公衆の前で自分の子とも弟ともつかぬ態度で木部をもてあつかったりするのを見ると、葉子は胸の中でせせら笑った。そして心を許して木部に好意を見せ始めた。木部の熱意が見る見る おさえがたく募り出したのはもちろんの事である。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23