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四字熟語  を     表示  件
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勇気凜凜/勇気凜々
ゆうきりんりん
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作家
作品

中島敦

【かめれおん日記】

疲れる事を知らぬ働き手。有能な事務家。方法論の大家。(本質論など悪魔に喰われてしまえ!)常に勇気凜々たる偏見に充ち満ちて、あらゆる事に勇往邁進する男。運動会、展覧会、学芸会、校友会雑誌の編輯、その他何でも彼が一人で片附けてしまう。

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幸田露伴

【蒲生氏郷】

とてもの事に城を掻きとりでを構え、天下を向うに廻して争おうには、勝敗は戦の常、小勢が勝たぬには定まらず、あわよくば此方が切勝って、旗を天下につるに及ぼうも知れず、思召おぼしめしかえさせられて然るべしと存ずる、と勇気 凜々りんりん四辺あたりを払って扇を膝に戦場叱咤しった猛者声もさごえで述べ立てた。

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夢野久作

【爆弾太平記】

 船の中が忽ちピッタリと静かになった。吾輩も、友吉おやじが吾輩の代りになって講演を初めるのかと思って、ちょっと度肝どぎもを抜かれたが、間もなく非常な興味をもって、皆と一緒に傾聴した。
 友吉おやじの塩辛しおから声は、少々上ずっていたが、よく透った。ことに頭から日光を浴びたその顔色はすこぶる平然たるもので、むし勇気凜々たるものがあった。

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甲賀三郎

【支倉事件】

「間違いは間違いだ。大いにり給え」
「そう云って頂くと私も非常に心強いのです」
 石子は感激しながら、
「遣ります。大いに遣ります」
 石子は決心の色を面に浮べて、一礼すると勇気凜々と云う足取りで戸口に近づいた。
 署長はその有様を快げに見送っていたが、何を思ったか声をかけた。
「あゝ、君、石子君、鳥渡待ち給え」

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国枝史郎

【剣侠】

 性来堕弱の彼ではあり、剣技にも勝れていない彼ではあったが、三カ月というもの秋山要介に従い義侠の精神を吹き込まれ、かつは新影流しんかげりゅうの教えを受けた。名人から受けた三カ月の教えは、やくざの師匠の三年に渡る、なまくらの教えより功果がある。今の浪之助というものは、昔の浪之助とは事変わり、気魄横逸勇気凜々、真に大丈夫の おもかげがあった。

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谷譲次

【踊る地平線 ノウトルダムの妖怪】

 親分のノックで戸があく。
 一行勇気りんりんとして直ぐ二階の一室へ通る――「すすり泣くピエロの酒場」。
 これがその酒場なんだろう。あんまり広くもない部屋にびっしり椅子テーブルが立てこんで、正面に 酒台 カウンタ があるきり、装飾もなんにもない、外観以上に平凡というより、むしろ殺風景すぎる室内だ。

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海野十三

【人造人間エフ氏】

「しめた。これでみると、あのイワノフめは、まだおれさまという強い人間がいるということを知らないな。よし、そんなら、こっちもそのつもりで、うまくやってやるぞ」
 大辻は、この 一大危難 いちだいきなん におちいって、かえってにわかに勇気りんりんとふるいたった。
 彼はそれから、注意ぶかく巌のまわりをみてまわった。その彼は、やがて草むらのなかに、一つのまるい 金網 かなあみ をみつけた。金網の下はまっくらでよくわからないけれども、穴があいていて、かなり下の方まで通じている様子であった。

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Last updated : 2022/11/23