ものの数え方・助数詞
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  • 『ものの数え方 - 助数詞』の一例を掲載しています。ここにあげた他にも数え方がある場合があり、これが全てではありません。

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  • ① ここにあげた数え方の中には、日常生活ではあまり使われなくなっているものもありますが、日本古来の言葉としてできるだけ収録するようにしました。
  • ② 地域や年代などによって用い方に違いがある場合もあります。
  • ③ ものが複数になった場合の数え方、例えば『菓子』の項目での「一個、一袋、一箱、一折」や、状況や内容によって数え方が変わるもの、例えば『試合』の項目での「一試合、一勝負、一戦、一回、一本」なども一つの項目にまとめました。また、一部、単位の呼称などが含まれる項目もあります。
  • ④ 物そのものの数え方ではなく、その物を使っての動作などを表す言葉が含まれる場合があります。
    • 《例》
    • かい/櫂 [→オール]:一挺[一丁](ちょう)、一本、一掻(かき)
    •   この例での「一掻」は櫂を使って漕ぐことで、櫂そのものの数え方は「一挺[一丁]、一本」です。
  • ⑤ ほとんどの物を「一個」「一つ」で数えることができますが、「一個」「一つ」を表記している項目と表記していない項目が混在します。編集方針としては、「一個」「一つ」は基本的に省いていますが、日常的に使われていると思われる物は表記している場合があります。
  • ⑥ 『一挺[一丁](ちょう)』という表記が出てきます。これは「挺」の代用字として「丁」が使われることがあることを表しています。新聞などで「拳銃一丁」というような表記を見かけますが、常用漢字を使うことを基本としている場合は、本来は「拳銃一挺」すべきところを、「挺」という字が常用漢字表にないために「丁」を代用として書き換えているものです。『二丁拳銃』では何か弱そうです…。やはり『二挺拳銃』の方が…。
  • ⑦ 車を数える助数詞として「輛・両」という表記が出てきます。これは、どちらの字も使われますが、新聞などで常用漢字を使うことを基本としている場合は、「輛」という字が常用漢字表にないために、もっぱら「両」が使われます。
  • ⑧ 通常の読み方にはない漢字の読みを表記しているものもあります。例えば、刀の「一腰」を「ひとふり」と表記していたりしますが、これは、刀の数え方の「ひとこし」を、「ひとふり」とルビを振って読ませている作品などがある場合です。
    • 「夜泣きの大小、乾雲丸と坤竜丸こんりゅうまるを……というので、全国に手分けをして物色すると、いまその一腰ひとふり は、江戸根津権現のうら曙の里の剣道指南小野塚鉄斎方に秘蔵されている」
      【丹下左膳 乾雲坤竜の巻 - 林 不忘 】
  • ⑨ 文化財として扱われているものがどのような助数詞で表現されることが多いのかを、文化財目録などから調査し、《文化財では…》という表現で掲載しています。ただし、『文化財保護法』などに文化財の助数詞についての統一基準は明記されておらず、一つのものについて複数の違った表記が見られるため、ここに表記したものが全てではありません。
  • ⑩ 主に明治・大正・昭和初期の作家がどのような助数詞の使い方をしているかを調査し、その一部を 『作品を見る』 という表記で引用・掲載しています。『作品を見る』 をクリックすると用例をご覧頂けます。主に「青空文庫」を底本にしています。
  • ⑪ 引用した作品において、底本が旧字もしくは旧仮名遣いである場合、一部新字新仮名遣いにしているものがあります。
  • ⑫ 商品や作品、文化財、史料などに使われる「一点」は基本的に省いています。
  • ⑬ 独立したサイトとして、『作品に出てくるものの数え方』があります。

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【助数詞の例】
 ものを数える場合、数字の後に付く助数詞の主なものには、次のようなものがあげられます。
位、宇、折、果、箇、荷、菓、掛、顆、回、階、画、頭、方、株、巻、管、缶、基、機、騎、切、客、脚、行、局、句、軀、口、具、組、景、桁、件、軒、個、戸、号、合、梱、献、喉、座、棹、冊、皿、氏、締、字、軸、室、首、重、床、条、畳、錠、帖、筋、食、隻、膳、双、艘、足、揃、体、袋、台、題、立、卓、束、玉、着、丁、挺、帳、張、つ、対、通、番、粒、艇、滴、点、度、等、堂、人、把、羽、張、刎、杯、柱、鉢、発、尾、匹、瓶、振、部、幅、服、房、篇、遍、本、間、枚、前、幕、棟、名、面、門、問、山、葉、流、旒、両、領、輪、連、椀、碗
【参考文献】
  編集にあたっては、以下の文献を確認のために参考にさせていただきました。(五十音順)

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Last updated : 2023/02/24