作品に出てくるものの数え方(助数詞)
 
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服
作 家
作 品
太宰治
【不審庵】
茶会というものは、ただ神妙にお茶一服御馳走になるだけのものかと思っていたら、そうではない。
薄田泣菫
【小壺狩】
「亭主、麦熬(むぎこが)しでもできるかい」
「はい、出来立ての熬しがございます。一服立てて進ぜませうか」
「さうか。では早速頼む」
「承知いたしました」
石川啄木
【葉書】
『君、濟まないがその煙草一服喫(の)ましてくれ給へ。僕は昨日から喫(の)まないんだから。』と言つた。
芥川龍之介
【或日の大石内蔵助】
忠左衛門は、手もとの煙管(きせる)をとり上げて、つつましく一服の煙を味った。煙は、早春の午後をわずかにくゆらせながら、明い静かさの中に、うす青く消えてしまう。
上司小剣
【鱧(はも)の皮】
源太郎は、蝋燭の火で漸(やつ)と一服煙草を吸ひ付けると、掃除のわるい煙管をズウ/\音させて、無恰好に煙を吐きつゝ、だらしなく披(ひろ)げたまゝになつてゐる手紙の上に眼を落した。
田山花袋
【蒲団】
それに小僧が無精で掃除(そうじ)をせぬので、卓の上には白い埃(ほこり)がざらざらと心地悪い。渠は椅子に腰を掛けて、煙草(たばこ)一服吸って、立上って、厚い統計書と地図と案内記と地理書とを本箱から出して、さて静かに昨日の続きの筆を執り始めた。
太宰治
【秋風記】
宿へかえると、床が二つ敷かれていた。私は、ヴェロナアルを一服のんで、すぐに眠ったふりをした。しばらくして、Kは、そっと起きあがり、同じ一服のんだ。
長谷川時雨
【古屋島七兵衛】
巌夫は道々、半紙を四つ切りにしたのに包んだ、一服について、いかにそれが霊薬(れいやく)であるかを話してきかせてくれた。多分の誇りをもって、そうした霊薬を手に入れる苦心を繰返していった。
佐々木味津三
【右門捕物帖 卍(まんじ)のいれずみ】
もっとも、これは名目ばかりで、多くの場合めんどうなところから、俗に一服盛りと称される官許ご免の殺手段によって、たいていあの世へ病気保養にかたづけられるのがしきたりでありましたが、だから右門は破牢罪人の禁獄中だった平牢へやって行くと、おりよくそこに牢番付きの下男が居合わしたものでしたから、さっそく問いを発しました。
 
   
 
 
 

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Last updated : 2019/05/16