作品に出てくるものの数え方(助数詞)
 
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封
作 家
作 品
芥川龍之介
【木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)】
而して大牙未南に向はざるに先だち、恰も関八州を席の如く巻き将に東海道を西進せむとしたる源兵衛佐頼朝によつて送られたる一封書簡は、彼の征南をして止めしめたり。
有島武郎
【或(あ)る女(後編)】
とうとう倉地は自分のために……葉子は少し顔色を変えながら封を切って中から卒業証書のような紙を二枚と、書記が丁寧に書いたらしい書簡一封とを探り出した。
有島武郎
【生まれいずる悩み】
ところが去年の十月−−と言えば、川岸の家で偶然君というものを知ってからちょうど十年目だ−−のある日雨のしょぼしょぼと降っている午後に一封小包が私の手もとに届いた。女中がそれを持って来た時、私は干し魚が送られたと思ったほど部屋の中が生臭くなった。
有島武郎
【生まれいずる悩み】
その晩になって一封手紙が君から届いて来た。やはり厚い画学紙にすり切れた筆で乱雑にこう走り書きがしてあった。
「北海道ハ秋モ晩(オソ)クナリマシタ。野原ハ、毎日ノヨウニツメタイ風ガ吹イテイマス。
幸田露伴
【野道】
見るとその三四の郵便物の中の一番上になっている一封の文字は、先輩(せんぱい)の某氏(ぼうし)の筆(ふで)であることは明らかであった。そして名宛(なあて)の左側の、親展とか侍曹(じそう)とか至急とか書くべきところに、閑事(かんじ)という二字が記されてあった。
佐々木味津三
【右門捕物帖 献上博多(はかた)人形】
しかも、すわると同時に、これがいかにもおちついているのです。一状、一封、一枚、一枚、と箱いっぱいに投げ込まれてある訴え状をかたっぱしから丹念に見調べだしたので、鳴り屋の千鳴り太鼓が、ここをせんどとがらがらやりだしたのは当然でした。
中里介山
【大菩薩峠 無明の巻】
山崎はいま甲州街道を上っている。多分駒木野の関以東のいずれかで彼の姿を見出すに違いない、といって兵馬に一封を与えた。昨夜吉原へ携えて来たのはその金です。ここ数日の間に山崎を斬ってしまえば、かの女を自由の身にするだけの融通は、南条の手で保障がついていると見てよい。
 
   
 
 
 

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Last updated : 2019/05/16