作品に出てくるものの数え方(助数詞)
 
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株
作 家
作 品
芥川龍之介
【点鬼簿】
「伯母さん、これは何と云う樹?」
「どの樹?」
「この莟(つぼみ)のある樹。」
僕の母の実家の庭には背の低い木瓜(ぼけ)の一株、古井戸へ枝を垂らしていた。髪をお下げにした「初ちゃん」は恐らくは大きい目をしたまま、この枝のとげとげしい木瓜の樹を見つめていたことであろう。
宮本百合子
【打あけ話】
雪じるしのバタが半ポンドについて十銭あがりました。牛肉も相すみませんが今年から一斤について十銭あがります。パン値上げお知らせ。白菜一株について四十銭ですよ。どうぞそのおつもりでお香物もあがって下さい。
私が初めて世帯をもったのは、丁度ヨーロッパ大戦が終ってほどない時代であった。初めて女房の心持で、白砂糖を買ったら、何でも一斤五十銭の上した。私はおどろいて、一体どうして暮して行くのだろうかと考え考え、小っぽけな砂糖袋をもって、お七で有名な吉祥寺の前の春の通りを歩いて行ったことを覚えている。その頃は刺身が一人前五十銭であった。
長塚節
【我が庭】
三株老梅が一部分は戸袋にかくれて塀の上から見える、二株は蕾が殆んどなくなつて遲い一株が半は開いて居る、その枝の下に南天の木のうらが一寸出てゐる、梅の枝と平氏門のはしとが距離が二尺でその間から肉桂の梢が見える、半は梅に遮れた肉桂の上には松が二三本スーと立つ、老梅の枝の間からは大小六七本固まつた樅の木が見える、
 
   
 
 
 

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Last updated : 2019/05/16