地図記号を調べる
文字に由来する地図記号
漢字に由来する地図記号
= 国土地理院が定める地図記号 =

  • 地図記号は、地図上で地形・道路・施設・土地の状況などを表現するために、それぞれの特徴などを図案化したもので、国土地理院によって定められている。
  • 地図記号には建物記号、植生記号、路線記号、地形表記図、行政界、人工構造物記号などがある。
  • ここでは、それらの内、文字に由来する記号、漢字に由来する記号を見てみることにする。
記号
名称
説明
地図記号:官公署 官公署
【記号の由来】
 漢字の「」の異体字であり、古字である、「」の字を記号にしたもの。
【地理院による説明】  官公署の記号は、税務署や保健所などのように記号が決められていない国や地方の役所をあらわします。この記号は、漢字の「公」のむかしの形を記号にしました。
地図記号:林管理署 森林管理署
「森林管理署」の記号は、2013年(平成25年)に廃止された。

【記号の由来】
 漢字の「」を記号にしたもの。
【地理院による説明】  森林管理署の記号は、国有林の管理や維持という仕事をしている国の役所の森林管理署をあらわします。支署や森林管理事務所もあらわしています。この記号は、漢字の「木」を記号にしたものです。
地図記号:郵便局 郵便局
【記号の由来】
 昔、郵便などを扱う役所が 逓信省(ていしんしょう) と呼ばれていた時のカタカナの「」の字を○で囲んだもの。
【地理院による説明】  郵便局の記号は、普通郵便局、特定郵便局、簡易郵便局をあらわし、郵便局の分室や常設の出張所もふくめています。ただし、地下街にあるものはあらわしません。この記号は、むかし、郵便などをあつかう役所が逓信省(ていしんしょう)と呼ばれていたときのカタカナの「テ」を○でかこみました。
地図記号:小・中学校 小・中学校
【記号の由来】
 漢字の「」を記号にしたもの。
 ただし、なぜ「文」の字が使われたのか、その由来は定かではなく、国土地理院によれば「文字を習う場所だから」と推測されるとしている。毎日小学生新聞2018年4月17日  ]
【地理院による説明】  小・中学校の記号は、小学校と中学校をあらわします。この記号は、漢字の「文」を記号にしました。
地図記号:寺院 寺院
【記号の由来】
 寺でみかける「 (まんじ) 」を使ったもの。
 国土地理院の説明には、漢字に由来するとの説明はないが、は漢字である。
【地理院による説明】  寺院の記号は、有名な寺や良い目標になるものをあらわします。記号は、寺でみかける(まんじ)をつかいました。
【ちょっと知識】(まんじ)」の部首は「(じゅう) 」 。
(じゅう)」 の画数は「2画」。「(まんじ)」の総画数は「6画」。

【書き順・筆順】
卍という漢字の書き順・筆順
地図記号:油井・ガス井 油井(ゆせい)ガス(せい)
【記号の由来】
 国土地理院の説明には由来に関することが見当たらないが、井桁(いげた)と呼ばれる井の字の形に組んだ井戸の木枠を表しているものと思われる。また、漢字に由来するとの説明もないが、井戸の意味を持つ漢字の「 (せい) 」を記号にしたとも取れる。
(せい) 」という漢字は、井戸枠の形から来ている。
【地理院による説明】  油井・ガス井は、現在採取中のもので、目標となる施設を有するものを表示します。
記号
名称
説明


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Last updated : 2023/12/28