《安全なパスワード・設定時の注意と使い方のヒント》
- 強力なパスワードのポイント
- 長さを重視: 少なくとも12文字以上、重要なアカウント(メール・金融・パスワードマネージャーなど)は14〜16文字以上が目安です。文字種を増やすより、長くするほうが効果的です。
- 文字種の組み合わせ: 英大文字・英小文字・数字・記号を組み合わせるとより安全です。記号が使えないサイトでも、十分な長さがあれば問題ありません。
- 推測されやすい単語やパターンを避ける: 「password」「123456」「qwerty」などの一般的な単語やパターン、名前・誕生日・年号は避けてください。「p@ssw0rd」のような単純な置き換えも推測されます。
- 覚えやすく安全なパスワードの作り方
- パスフレーズにする: 関連のない単語を4語以上つなげます。単語は自分で選ばず、ツールなどで無作為に選ぶのが理想です。好きなものや自分に関係する言葉、年号は避けましょう。
例: 「tulip-anvil-ferry-quartz-mosaic」(※この例そのものは使用しないでください)
- 文章の頭文字を使う方法は長さに注意: 頭文字だけで作ると9文字前後の短いパスワードになりやすいので、必ず強度をチェックしましょう。
- 安全に使うためのヒント
- 使い回さない: すべてのサービスで異なるパスワードを使用してください。一つのパスワードが漏洩しても他のアカウントが守られます。
- パスワードマネージャーを活用: 長くランダムなパスワードを安全に管理できます。
- 多要素認証・パスキーを利用: 対応サービスでは必ず有効にしましょう。パスワードが漏れても不正ログインを防げます。
- 漏洩の疑いがあるときは変更する: 不正アクセスやパスワードの漏洩が確認された場合、またはその疑いがある場合は、速やかにパスワードを変更しましょう。同じパスワードを使い回しているサービスがあれば、それらもすべて変更してください。なお、漏洩などの問題がないのに、理由なくパスワードを定期的に変更することは、現在では原則として推奨されていません。定期変更を強制すると、以前のパスワードに数字を加えるなど、推測されやすい変更になりがちなためです。この考え方は、米国国立標準技術研究所(NIST)の「デジタルアイデンティティに関するガイドライン」にも示されています。
- 注意すべきポイント
- 共有しない: 友人や家族でもパスワードを共有することは避けてください。
- 偽サイトに入力しない: メールやSMSのリンクからログインせず、公式アプリやブックマークからアクセスしましょう。
- 公共の場所で入力しない: 覗き見されるリスクがあります。
- メモの扱いに注意: 紙のメモは、自宅の安全な場所に保管するなら実用的な方法です。ただし、サービス名やIDと併記せず、持ち歩かないでください。スマホのメモアプリなどの平文のデジタルメモには書かないでください。