ご利用について
参考書
四字熟語  を     表示  件
このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
暮色蒼然
ぼしょくそうぜん
作家
作品

濱田耕作

【温泉雜記】

 數年前又た再び來ることは無からうと別を惜んだ此の温泉に、私は今年の四月ゆくりなくも再び訪ねる機會を得たのは嬉しいことであつた。眞池洞から龍岡を經て、秥蝉縣の古碑を横ぎりながら温井里に着いたのは、暮色蒼然たる頃であつた。浴客の姿も見ない廣々とした浴場に、下婢も居ず、主婦に背中を流してもらへば、客足の少ない此の地に遙々と來て、業を營む人の身の上に同情の涙を催すのみである。一浴してツト家を出づれば、折しも滿月に近い月は團々として東の山の上にあがつてゐる

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

おすすめサイト・関連サイト…

Last updated : 2022/11/23