ご利用について
参考書
四字熟語  を     表示  件
このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
意気投合
いきとうごう
作家
作品

岸田國士

【異性間の友情と恋愛】

 この男は、必ず、女のやうに科(しな)をつくり、この女は、概ね、男のやうな言葉を使つてゐる。彼等は、必ずしもそれがために意気投合したのではないが、二人の「友情」を保つ上に、この努力が必要なのである。

青空文庫で読む  

小栗虫太郎

【人外魔境 水棲人(インコラ・パルストリス)】

 この、奇抜な男が泥坊にもせよ、折竹はけっして厭がらなかったろう。いまは、意気投合というか絶妙な気合いで、二人の仲が完全に結ばれてしまったのであ る。たぶんカムポスは当分の食客を、折竹のいるこの室ですることになるだろう。とその夜、二日酔退治にまた酒となった席上。

青空文庫で読む  

中島敦

【南島譚 夫婦】

 下にいた数人の村人の中に、エビルがギラ・コシサンの妻になる以前に大変懇(ねんご)ろ であった一人の中年男がいた。悪い病のために鼻が半分落ちかかっていたが、大変広い芋田を持った・村で二番目の物持である。下りて来たエビルは此の男の顔 を見ると、自分でも訳が分らずにニコリとした。途端に、男の視線が熱いものとなり、忽ち意気投合したのであろう。二人は手を取り合って、鬱蒼たるタマナ樹 の茂みの下に歩み去った。

青空文庫で読む  

宮本百合子

【バルザックに対する評価】

この時代は、フランス芸術の歴史にとって謂わば「ルネッサンスの運動にも似たような運動が人々の心を捉えてしまった」特別な一時代であった。作家は作家同 士、意気投合して結ばれ合ったばかりではなかった。文学と音楽、音楽と絵画と、それぞれの姉妹芸術は、これまでにない深い心酔で互を評価し影響しあった。

青空文庫で読む  

鳥谷部春汀

【明治人物月旦(抄)】

独り今の井上侯は大久保攻撃の勇将として聞え、頗る伯と意気投合したりし如しと雖も、其の勢力孤弱にして固より大久保党と対抗するに足らざりき。

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

おすすめサイト・関連サイト…

Last updated : 2022/11/23