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一点無私
いってんむし
ほんのわずかな私心、私欲もないこと。また、そのさま。
作家
作品

樋口一葉

【琴の音】

 頃は神無月はつ霜この頃ぞ降りて、紅葉の上に照る月の、誰が(と)にかけて(みが)きいだしけん、老女が化粧(けはひ)のたとへは凄し、天下一面くもりなき影の、照らすらん大廈(たいか)も高楼も、破屋わらやの板間の犬の臥床(ふしど)も、さては(う)もれ(みづ)人に捨てられて、蘆のかれ葉に霜のみ冴ゆる古宅の池も、(かけひ)のおとなひ心細き山した(いほ)も、田のもの案山子(かがし)も小溝の流れも、須磨も明石も松島も、ひとつ光りのうちに包みて、清きは清きにしたがひ、濁れるは濁れるまに/\、八面玲瓏一点無私のおもかげに添ひて、 (すみ)のぼる琴のね何処までゆくらん、うつくしく面白く、清く尊く、さながら天上の楽にも似たりけり。

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中根雪江

【丁卯日記 慶応三年十二月九日条】

中山殿より先ず一点無私の公平を以て、王政の御基本建てさせられ度き叡旨の趣御発言にて、夫より徳川氏の弊政、殆ど違勅ともいふべき条々少からず、今内府政権を還し奉るといへども、其の出る処の正邪を弁じ難ければ、実蹟を以てこれを責譲すべしなど、縉紳諸卿論議あるに、土老侯大声を発して、

 
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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23