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愚痴無智・愚痴無知
ぐちむち
作家
作品

正岡子規

【俳人蕪村】

 愚痴無智のあま酒つくる松が岡

 (*蕪村の句を子規が紹介しているもの)

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泉鏡花

【政談十二社】

親仁おやじ、あてにならぬ卜者うらないしゃを、愚痴無智の者がけだものを拝む位な信心をしているとばかり承知をいたしておりましたので、
不可いけませんよ、不可ませんよ、)といっても、ぬッとしてクンクン。
(お前はうるさいね、)と手にしていた針のさき指環ゆびわに耳を突立つったてながら、ちょいと鼻頭はながしらを突いたそうでございます、はい。」
 といって婆さんはあらたまった。

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南方熊楠

【十二支考 羊に関する民俗と伝説】

羊は卑しき獣とす、獣中に羊のごとく僧中に卑しという心なりとあるは牽強で、『古今要覧稿』五三〇には、〈『仏説大方広十輪経』いわく犯不犯、軽重を知らず、微細罪懺悔すべきを知らず、愚痴無智にして善智識に近からず、深義のこれ善なるか善にあらざるか諮問する能わず、かくのごとき等の相、まさに唖羊僧あようそうたるべし〉とあって、羊僧は唖羊僧の略とまでは判るが、何故かかる僧を唖羊僧というかが知れぬ。

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幸田露伴

【平将門】

人を飲むほどの酒はイヤにアルコホルの強い奴で、人を読むほどの書もたちがよろしくないのだらう。そんなものを書いて貰はなくてもよいから、そんなものを読んでやらなくてもよい理屈で、「一枚ぬげば肩がはら無い」世をあつさりと春風の中で遊んで暮らせるものを、下らない文字といふものに交渉をもつて、書いたり読んだり読ませたり、挙句あげくの果には読まれたりして、それが人文進歩の道程の、何のとは、はてあり難いことではあるが、どうも大抵の書は読まぬがよい、大抵の文は書かぬがよい。酒をつくらず酒飲まずなら、「下戸やすらかに睡る春の夜」で、天下太平、愚痴無智の尼入道となつて、あかつきのむく起きに南無阿弥陀仏なむあみだぶつでも吐出した方が洒落しやれてゐるらしい。

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二葉亭四迷

【浮雲】

ようやくの事で三十五円の慈恵金じえきんに有附いた……それが何処どこが栄誉になる。頼まれても文三にはそんな卑屈な真似は出来ぬ。それを昇は、お政如き愚痴無知の婦人に持長もちちょうじられると云ッて、我程おれほど働き者はないと自惚うぬぼれてしまい、しかも廉潔れんけつな心から文三が手を下げて頼まぬと云えば、ねたそねみから負惜しみをすると臆測おくそくたくましゅうして、人も有ろうにお勢の前で、

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Last updated : 2022/11/23