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名誉毀損
めいよきそん
作家
作品

坂口安吾

【風博士】

そして其筋の計算に由れば、偉大なる風博士は僕と共謀のうえ遺書を捏造(ねつぞう)して自殺を装い、かくてかの憎むべき蛸(たこ)博士の名誉毀損をたくらんだに相違あるまいと睨(にら)んだのである。

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岸田國士

【世界覗眼鏡】

 彼女は、卓上電話を取り上げて、知り合ひの弁護士を呼びだした。
「あ、もしもし、あんた、今朝のコメディア見た?」
  それから、彼女は、漫画家Bを相手取つて名誉毀損の訴訟を起すことにした。
  翌日の新聞は賑はつた。――賠償金十万フランを請求――セシル・ソレル嬢曰く「女優は美しいといふことが義務なのです。いいえ、美しい権利があるのです」

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宮本百合子

【それに偽りがないならば ――憲法の規定により国民の名において裁判する――鈴木裁判長】

川口検事が立って、(一)検察側はだんじて拷問、人権蹂躙を行っていない。(二)虚構誇大、事実をまげて検事裁判官、裁判所を誹謗し、演説会で宣伝する。これは侮辱、名誉毀損、恐喝、恐迫等の犯罪を構成する。適当な機会に断固たる処置をとりたい。(三)数十名の弁護人ならびに三分の二の傍聴人により法廷を制圧している等の諸点をあげて示威した。

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太宰治

【花吹雪】

また八幡宮に於ける毎月八日の武運長久の祈願には汝等と共に必ず参加申上候わずや、何を以てか我を注意人物となす、名誉毀損なり、そもそも老婆心の忠告とは古来、その心裡の卑猥(ひわい)陋醜(ろうしゅう)なる者の最後に試みる牽制の武器にして、かの宇治川先陣、佐々木の囁(ささや)きに徴してもその間の事情明々白々なり、

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中里介山

【大菩薩峠 農奴の巻】

「その屏風の中にいるのは、近江泥棒だろう、油断も隙もならねえが、余人ならばいざ知らず、この道庵の眼をくらまそうなんぞとは、近江泥棒もすさまじいぞ」
  近江泥棒を連発するのは甚(はなは)だ聞き苦しい。単に聞き苦しいだけではない、悪態も品によりけりで、その国人を泥棒呼ばわりすることは、重大な名誉毀損(めいよきそん)であって、人によってはなぐられる。酔ってはいながらも、性根を失わない道庵は、さすがにそこに気がついたと見えて、急に、

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23