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南都北嶺
なんとほくれい
作家
作品

芥川龍之介

【邪宗門】

 沙門はそれにまた一層力を得たのでございましょう。例の十文字の護符をさしかざして、天狗てんぐのように嘲笑あざわらいますと、
「これはまた笑止千万な。南都北嶺とやらの ひじり僧たちも少からぬように見うけたが、一人ひとりとしてこの摩利信乃法師と法力を較べようずものも現れぬは、さては天上皇帝を始め奉り、諸天童子の御神光ごしんこうに恐れをなして、貴賤老若ろうにゃくの嫌いなく、吾が摩利の法門に帰依し奉ったものと見える。さらば此場において、先ず山の座主ざすから一人一人灌頂かんちょうの儀式を行うてとらせようか。」と、威丈高いたけだかに罵りました。

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太宰治

【右大臣実朝】

一方、黒谷の御上人が念仏宗すなはち浄土宗を称へられたのもその頃の事でございましたが、両宗派ともそれぞれ上下の信仰を得て、たうとう南都北嶺の嫉視を招き、共にさまざまの迫害を受けられたやうでございまして、栄西さまは、鎌倉へのがれてまゐり、寿福寺を御草創なされ、建保三年六月に痢病でおなくなりなさるまで、ほとんどそこに居られまして、

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23