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忍苦精励
にんくせいれい
作家
作品

吉川英治

【三国志 五丈原の巻】


 ときに孔明もまた、以来漢中にあって軍の再編制を遂げ、その装備軍糧なども、まず計画どおり進んだのでおもむろに魏の間隙をうかがっていた。
 呉の大捷たいしょうを伝えて、成都から三軍へ酒を賜った。孔明は、一夜盛宴を張って、恩賜を披露し、あわせて将士の忍苦精励をなぐさめた。
 すると、宴たけなわの頃、一陣の風がふいて、庭上の老松の枝が折れた。孔明はふと眉を曇らせたが、なお将士のかん興醒きょうざめさせまいと、何気ない態で杯をかさねていると、侍中の一士が、
「ただ今、趙雲ちょううんの子趙統ちょうとう趙広ちょうこうが、二人して参りましたが、これへ召しましょうか」
 と、取り次いできた。

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Last updated : 2022/11/23