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如法暗夜
にょほうあんや
作家
作品

長谷川時雨

【牢屋の原】

あたしは大きくなってからもそうだが、賑やかなあとのさびしさがたまらなくきらいだった。ことに川開きは、空の火も家々の燈も、船の灯も、バタバタと消えて、たちまちにして如法暗夜にょほうあんやの沈黙がくるからたまらなく嫌だ。遠くの方へ流れてゆく小さなさびしい火影ほかげと三味線の音――小さい者は泣くにもなけない不思議なわびしさに閉じこめられてしまう。

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国枝史郎

【加利福尼亜の宝島 (お伽冒険談)】

 紋太夫は歯噛みをしたけれどどうすることも出来なかった。
 そのうちに松火たいまつの火も消えた。四辺あたりは真の如法暗夜にょほうあんや。そうして何んの音もない。

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中里介山

【大菩薩峠 流転の巻】

 こんなことは滅多にないのです。かつて、甲府城下の闇の破牢の晩に、この盛んなる型を見せたことがありましたが、あの時は如法暗夜 にょほうあんや のうちに、必死の努力でやりました。今夜のは月明のうち、興に乗じて陶然として遊ぶのです。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23